アズの留学備忘録〜アメリカで留学するなら、西海岸?東海岸?問題について〜
こんにちは!アズです!(^^)
私の彼氏のパンくんはイギリス留学経験者。
私はアメリカで大学時代を過ごしました。
留学と説明すると大体の人が「へえー、すごいね!じゃあ日本の大学はどこ行ってたの?」という返しをしてきます。
そこで「・・・4年間」というと大体「あ!そういうこと!すごいね!」
と2度すごいねをいただきます。笑
世間ではそれを正規留学というようですね。
そんな中、、、
今日は最近よくアメリカに留学したいという後輩や友人に聞かれることについて書こうと思います。完全に私の主観的な意見ですが…
タイトルにもなっている、「留学するなら、西海岸?東海岸?」問題です (・∀・)
これは、もう、何十回も聞かれている気がします。。
どっちなんだろ…今でも正直わかりません。
これってきっと就職活動でよくOBの人が聞かれる「A社とB社のちがいは?」みたいな質問なんだろうな。。実際どっちも体験した人でないとわからないと思います。
でも、ここで少しいえることは、西海岸VS東海岸っていうのが
ほぼほぼ、ニューヨーク(ちょっぴりワシントン?)VSカリフォルニア
だってこと 笑
留学先としては大体こうなると思います。
最近、私はこの質問に対して、いつもこう答えています。
短期なら、西海岸。長期(正規留学)なら西海岸と東海岸。
あとは、それより、田舎VS都会という考え方かな。
交換留学で来ていた学生とインターンシップなどの話をしていた時も、学校によっては現地でのインターンシップ経験を前提に留学許可が出ているところもあるとか…
これって正直、学校側がすごく無責任だなと驚きました (@_@)
だって、留学にインターンシップ経験を絶対条件としているといってもインターンシップは自分で探してくださいということらしいんです。。
こんなのもし、選んだ大学が田舎でインターンシップがあまりないような環境だったら到底探すのは無理だし、夏休みなんかの長期休暇を使うって言っても選考はそれ以前に始まっているわけで、面接にすら授業でいけないということが起こり得るんです (((゜д゜;)))
そんなことを学生になにも言わず、送り出すって。。。信じられません。
でも、大学生ともなるとこれくらいは自分で調べて留学先を選べ!ということなんでしょうか。。
少し話はずれてしまいましたが、要するに留学先を選ぶという行動の中にはこれから先の自分の未来にかかわる様々なことが絡んできます。
その大きな項目が、
○英語力成長
○インターンシップ・就職活動
○留学費用
○人脈
○気候
だと私は思います。
○英語力成長
これは、留学で誰しもがぶつかる壁であり、成長させるチャンスのあるもの。
でも、アメリカで留学しているからと言ってうまくなるわけでもないと思います。
特にスピーキングは本当に意識しないとうまくならないと思いました。
私の知り合いで10年間アメリカで結婚されてから住んでらっしゃる方がいるんですが、リスニングはもう困ることはないと言っていましたが、スピーキングは発音もあまりよくなく、単語をつなげたような会話になってしまうといっていました。
しかし、半年の留学中にアメリカ人の友達をたくさん作ってペラペラスピーカーになっている友人もいます。本当にその人の意識次第なんだなと思いました。
英語力の成長に関しては、西海岸東海岸、両方とも同じだと思います。でも英語力の向上には「友達作り」という最初のステップがあります。これを超えられない限り、無理というか、留学までしている意味がないんじゃないかと思います。。
私が、ニューヨークで生活する中で最初に困ったのがこれでした。
友達ができても、彼らの会話についていけない *1
ニューヨーカーの話す英語はアメリカで一番速いとよく言われますが、これは本当です。
ニュースなんかを見てもわかるくらい違います。
私も、カリフォルニア出身の友人ができたときに、話をしていてあまりにもゆっくり話すので
「ごめんけど、もしかして、私が日本人だから気を使ってゆっくり話してくれてる?」と聞いたことがありました。すると「ええ!別に普通に話してるよ。ニューヨークの英語は確かに速すぎるよね。僕もたまに聞き取れない 笑」と言っていました。
慣れるまでは結構これがつらいです。この聞き取れない段階で「もう一回言って?」がいえるかどうかで本当にその後の留学生活変わってきます(=◇=;)
私が実際そうでした。
正直、ニューヨークはこういう場合結構冷たい気がします。もちろん人にもよりますが、西海岸に比べてアジア人も少ないし、いつもなんだか閉鎖的な空気は肌で感じます。
でも、仲良くなるととっても良くしてくれるので、腹を割って話ができるくらいなじむ努力、覚悟、そして時間がいる場所だなと思います。
○インターンシップ・就職活動
これは留学先選びで大切です。学校からのインターンシップの斡旋があっても専攻によっては限られていたり、CPT(在学中の就労ビザ)ももちろん取得しないといけなかったりで大変です。現地採用を狙う場合は特にこのインターンシップが内定への窓口にもなるし、必須です。
そういった意味では、西海岸東海岸ともにとりあえず都会を選ぶのが大切だと思います。
田舎にある大学でも1,2時間でシティーまで出られる場所です。
4時間以上かかれば日帰りはできないし、お金もかかります。いくらテックが進んでいるアメリカでも、スカイプ面接で最後まで決まるところなんてもちろんないし、フルタイムで授業とってたらまずそこまで気が回りません。
都会からの立地が良く情報が回ってくる場所がおすすめです!
そういう場所に身を置いておけば、自分が何もしなくても情報が入ってきます。
日本人の学生伝いにも、アメリカ人の友人伝いにも、学校伝いにも。。。
しかし、日系企業ならやはりカリフォルニアのほうが参加できるインターンは多い気がします。
窓口も広いし、日系の学生も多いので求人も学校に来たりするそうです。
ちょっとここら辺は個人的に最近うらやましいなと思いました(TωT)
でも、マンハッタン周辺はやはり起業したい人には結構チャンスがあったり、コネづくりによいと思います。もちろん、西にはシリコンバレーもあるのでそこらへんは一緒かな。
○留学費用
これも、大学によると思います。たとえ、公立を選んでも、最近は授業料がめちゃくちゃ上がっています。。
でも、生活費に関しては、田舎を選べばお金を使う場所がないので、自然と倹約生活になります。月に1万円しか使わないことも。。
でも、マンハッタンやカリフォルニアに住むと結構遊ぶところも多いから、使っちゃいます(ノДT)友人で毎週飲みに行っちゃって5万は使っちゃうという話を聞いたことがありました。
でも、都会だと非公式だけれど、留学生が働ける場所はたくさんあるのでアルバイトはできるかも。でも、学生生活を送りながらアルバイトってこっちだと結構きついと思います。。みんなどうしてるんだろ。
あとは、西海岸に住むと、日本にはまあまあ近い気がして、1か月だけの冬休みにも帰っちゃおうかなって気になるらしい。
○人脈
後にも先にも人間関係を豊かにするには留学生活を送るうえですごく重要だと思います。私は本当に人に恵まれていて、今までたくさんの方に助けていただいてます。
そのおかげで、今までの留学生活を送れていると心から思います。
これはどこでも同じかな。
友達作りでいうと、ニューヨークは結構、キャンパスの学生たちも人種ごとに固まってる気がします。違う人種のグループに割って頑張って入るよりは自分に興味を持ってくれたり、いろんなバックグラウンドの友人がいるような子と仲良くなるほうがうまくいく気がします。
知らない土地での人間関係は本当に大切です。家族は助けてくれないわけですから、全部自分でしないといけません。
例えば、長期で出かける・日本に一時帰国するとき、持っていかないけどアメリカで必要な荷物の入ったスーツケース一つ。それを置かせてもらえる、預かってくれる知り合いがいるかどうかで時間やお金の節約につながってきます。
買い物するときに車を出してくれる友人。などなど。
もちろん、なんでも人を頼りにするためにたくさんの人と知り合うというわけではありませんが、ひとりでなんとかできることとできないことはあるので、そこは自分の気持ちに素直になって誰かにお願いすることも大切だと思いました。
私自身、先輩にすごくお世話になったとき、いつも車に乗せてもらって罪悪感を感じ、断って雪の中40分かけてスーパーまで歩いて行ったことがありました。(iДi)
そのとき「なんで、そんなことするの?別に意地を張らずに甘えていいんだよ。何か返さなくてもいいし。僕も先輩にはたくさん助けてもらったから。そのありがたいな、申し訳ないなって気持ちは、今度来る後輩たちへ向けて(^-^)/」
と言われました。
助けてもらったら今度は自分も後輩たちの力になってあげる。大切なことだなと思いました。
○気候
散々、いろんなこと言っといて最後にこれ?って感じですが 笑
この気候はほんとに大切だと思います。体調にも精神状態にもかかわってくるんです!本当に(/TДT)/
私は正直、寒がりな人には絶対ニューヨークは勧められません。
本当にめちゃくちゃ寒いです。
以前、シアトルからトランスファーしてきた日本人の男の子がいました。
彼はシアトルのコミカレで一般教養の単位をほぼGPA4でキープしこちらに移ってきました。
でも、その1年後GPA2.7まで落ち込んじゃったんです。。
確かにコミュニティーカレッジから4年大学ということでレベルが変わったことも1つの原因だとは思いますが、彼曰くは「寒さ」だそうです( p_q)
「もう、寒くて寒くて鬱になりそう。布団からも出たくないし、朝起きた時からどんよりして授業にでたくなくなる」
いつもそういっていました。たしかに、その年の最低気温は-25度。
シアトルっていう心地よい気候で生活していた人からすれば、まさに修行です。。
気候なんかに負けて、心が弱い!なんていう人もいるかもしれませんが、本当に寒いと心も陰気になってしまうのは事実だと思います。私も最初の1年目は熱もないのに体がだるくて頭が痛い。それに、なんだか人も冷たく思えてまさにどよーんってかんじでしたっ
今でも冬になるとその感覚はたまに出てきます。
だから、毎週金曜日には授業を入れず、1日中寝て、土日にルーズにならないようにしてます。
やっぱり、四季のある日本人にとっては暑いと寒いの切り替えがしっかりなかったり、春や秋なんかの心地よい切り替え期間がないとなかなか体調をキープするのは難しいんだと思います。
それに、こっちはクーラーやヒーターがこれでもかというくらいがんがんにかかるのでその温度差でやられるということもありそうです。自分の体に合う気候で留学先を選ぶというのも一つのキーかなと思いましたY(>_<、)Y
こう比べてみると、西も東もどっちがいいかは一概には言えないかもしれません。
でも、西海岸のほうが日本人にとっては圧倒的に住みやすく感じるんじゃないかなと思います。
ニューヨークは観光で来るほうが絶対に楽しい。
でも、勉強や就職するために!という強い目的意識と目標があるのであれば、東海岸もまた、魅力的な場所となると思います。
最近、来た学生がみな口を合わせて、私の住む地域、オルバニーはくそだと言っています。確かにそうです 笑
でも、マンハッタンにも近いし、買い物もできる場所もある、アジア系スーパーもある。
大学も設備はとりあえず、でかい。(サービスはいまいちだけど)
そう考えると、やっぱりそこは何とかして自分で面白い生活を、有意義な留学生活を送れるように工夫してみることも大切だと思いました。私も、留学当初は散々不満をぶちまけていましたがw。(´д`lll)
やっぱり、来たからには、来てしまったからには!
自分で何とかするしかないんです。そう考え直してみた結果、
前まで120%だった嫌い度が40%まで減りました 笑
まだ若干あるけれどもw
そうやって自分でなんとか環境を変える努力をするのも留学生活の醍醐味かもしれませんね(。>0<。)
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